理学療法士 キュンの在宅リハログ

「モニター、機器が少ない中でのフィジカルアセスメント方法」や臨床疑問をできるだけ分かりやすく、セラピストはもちろんのこと在宅に関わっている看護師やヘルパーにも使える情報を発信していくブログです。

当院でのリハ職による在宅吸引の実施状況や方法

理学療法士のキュン(@kyunn23)です。

去年、訪問認定基礎研修会に参加したときに吸引をリハ職が実施している事業所は思っていた以上に少ない印象がありました。

そもそも、リハ職が吸引を実施していない病院や施設もあることがわかりました。

リハビリ職が吸引できるようになったのが平成22年からですので普及していないのが現状なのかなと思いました。

 

そこで今回、当院での吸引状況や内容についてお話しさせていただきます。

少しでも在宅でのリハ職の吸引実施率が上がればいいなと思います。

また、ほかのところではどのように取り組まれているかも是非コメントでいただきたいです。

よろしくおねがいします。

 

【当院吸引状況について】

吸引器が自宅にあり医師やご家族の許可があれば、必要なときは口からの吸引を実施しています。

鼻からは出血した時、確認がうまく行えないこともあり当事業所ではなるべく行わないようにしています。

吸引時に、微量の出血あれば看護師さんに相談して確認してもらうようにしています。

【対象利用者】

寝たきりの方に対しての吸引がほとんどです。

全利用者約80人に対して実施している方は、5人程度です。

 

 

【持ち物】

アルコール綿

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手袋

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あとは、自宅で用意されているものを利用しています。

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 上の画像の吸引用品は、かなり充実しているほうです。

アルコール綿がなかったりすることは多いです。

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ここにスイッチがあるのでオンにします。

病院勤務の方はなかなか見ることがないと思うのでこんなもんなんだーと思ってもらえればいいと思います。

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右上の小さな赤い矢印はHでいいと思います

病院と違ってあまり吸引圧が高くないのでHでないと引きづらいと思います。

 

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アルコール綿で拭いてから吸引を行います。

看護師さんからは、もしアルコール綿がない場合は、ティッシュでも良いとのことです。

 

簡単ですが、こんな感じで行なっています。

もう少し詳しく聞きたい方はコメント下さい!