脳卒中 一般人でもわかる評価
脳卒中 一般人でもわかる評価
理学療法士のキュン(@kyunn23)です。
軽い脳梗塞発症後の方や脳卒中予備軍といった方を担当された時に
「もし、マヒが出た時って何を見ればいいですか?」
もしくはご家族の方に
「脳梗塞って何を見ればいいでしょうか?」
聞かれたことはないですか?
説明後は分かっていているかもしれません。
症状が出現した時に果たして伝えたことを実行して観察していただけるでしょうか?
大半の方は忘れていると思います。
いかに噛み砕いて説明することが出来るのか?これにつきます。
一般人は「急性期って何?」こんな程度の知識ですよ。これ結構マジです。医療人でない方に聞いてみると分からないと思います。
医療人が当たり前のことを当たり前のように伝えるのでなく、どうしたら伝わるかを考えていかないといけません。
では、どうやって伝えるか?
結論は「シンシナティ病院前脳卒中スケール(CPSS)を伝える」です。
とても分かりやすくシンプルだからです。
今回は、脳卒中の評価の伝え方をお伝えします。
症状3つを見る
顔面
上肢
言語
の麻痺をみます。これを伝えるだけです。
- 顔に麻痺ないか
- 上肢の麻痺 バレーサイン
手を前に伸ばしていただいて片方落ちたかだけです。
細かい見方(小指が離れないか、肘が落ちないかな、回内いないかな)もあるんですけど、この時には手が、落ちたか落ちないかだけを評価します。
- 言語の麻痺
どれだけ分かりやすいのか?
オーストラリアの一般市民の方に教えて、約1ヶ月後に理解してますかと電話で評価したところ、99%の方ができたと言われてるくらい簡単な評価です。
一般市民でこの確率はとても分かりやすい証拠です。
当てはまるとどのくらいの確率で脳卒中?
その時は、急いで救急車を呼んでください。
まとめ
ここ10年で脳卒中というのは早期に救急搬送しないといけなくなってきています。
その理由としては、t-PAというお薬が流行って脳梗塞を発症してすぐであれば良くなるよって薬があるからです。
それを「ブレインアタック」という名前を付けて世界に救急搬送を急いでもらおうという働きをした時に、CPSSはとても周知されてきました。
ぜひ、在宅でも知っていると伝えやすいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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